その他
予てより病気療養中の校友会会員の椙村史郎さんが3月15日ご逝去されました。
享年84歳でした。
明るく、楽しい、ウイットに富んだ、人格者でした。
早い旅立ちの報に接し残念でなりません。
ご冥福をお祈り申し上げます。 合掌
(広報:原)
在りし日の椙村さん:カラオケクラブで熱唱
「木曽路の女」
現在、勉強中の「古文書」の世界にご案内します。
3/27「江戸時代の古文書を読む会」(放送大学)の活動で「藤沢市文書館」を訪問し
保存資料の一部を調査・解読させて頂きました。その内のひとつをご紹介します。
相州俣野村寅之年年貢割付(原文) (注)左半分の上部は虫食いあとです
原文の解読文
【解説】
この資料は江戸時代の宝永7年(1710年)10月に相模国高座郡西俣野村に対し領主の旗本長谷川玄通から出された「年貢割付状」と呼ばれる文書です。
2行目に「高」とありますが、これは村の租税負担能力を米の生産量に換算したもので、 地検により予め算定されました。
次に田と畑の「反別」(面積)と徴収高が記されています。徴収高は田が「取米」、畑が「取永」(永は銭)とあるので田と畑で納めるものが異なっていたことがわかります。
最後には、村の百姓が皆で立ち会って力関係ではなく平等に配分するようにという注意と、
納付期限(11月20日)が記されています。(参考:藤沢市文書館資料) (原)